往年のPCを思わせるDevTerm A06を譲ってもらったので、設定していく。
今はラズパイ系のRPI-CM4 Liteがメイン。
今はラズパイ系のRPI-CM4 Liteがメイン。
設定リスト
- OSのインストール
- CPUのクロック制限
- 日本語入力環境の構築
- パッドをマウスとして使うよう設定
上記のリストで設定することとした。主として以下のサイトを参考にさせていただいた。
OSのインストール
OSはClockWorkのWikiやフォーラムまたはArmbianのサイトからダウンロードできる。
最新版は、Ubuntu 24.04(Noble)ベースのArmbian Linux v6.12だが、情報がないのでひとまずは様子見し、Armbian 22.5ベースの公式OSを使用する。
ただし、こちらもサーマルプリンターがつかえなかったり、音が出なかったりバグだらけ(解決策あり)だが、面倒なので将来の課題として残す。
以下のサイトを参考にbalenaEtcherを利用してSDに焼く。
これでOSを起動してポチポチ設定でひとまずこのステップは完了。
CPUのクロック制限
22.05ベースの公式OSではクロック最大で稼働しバッテリーを食い尽くす問題があるらしい。
そこで公式リポジトリからCPUクロック制限ツールを取得し利用する。
git cloneして、インストール、とりあえず標準と思われる設定3にクロック制限する。
その後検証したが7000mAhで設定3であれば6時間ぐらいは軽い処理が出来そう。
$ git clone https://github.com/clockworkpi/DevTerm.git
$ sudo install -m0755 DevTerm/Code/A06/devterm-a06-gearbox /usr/local/sbin
$ sudo devterm-a06-gearbox -s 3
あとは参考サイト通りにcrontabに入れて終了。
日本語入力環境の構築
日本語入力環境も参考サイト通りにfcitx5を導入する。
$ sudo apt install -y fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-config-qt fcitx5-frontend-gtk2 fcitx5-frontend-gtk3 fcitx5-frontend-gtk4 fcitx5-frontend-qt5
設定ファイルも作って、mozcをキーボードとして追加する。
fcitx5は左Shiftで入力言語が切り替わって使いづらいので
Temporally switch between first and current Input Methodの設定をemptyにしておく。
キー設定の右にあるマイナスボタンを押せば消える。
パッドをマウスとして使うよう設定
標準のトラックボールを使ってもいいのだが位置が絶妙に使いづらいので、
矢印パッドとYXBAボタンをマウスとして使用する。
これにはqjoypadを利用する。
本手順では以下のサイトを参考にした。
インストールして設定。
$ sudo apt update
$ sudo apt install qjoypad
Axisの設定だが、Linear / Mouse Speed 2くらいが使いやすい。
あとはサイトを参考に自動起動を設定して終了。
最後に
具体的な使い方は決まっていないが概ね設定は完了できた。
フルスペックを発揮させると爆熱になってしまう問題があるので、
そこは用途として難しい。SSHのコンソールとして利用がいいところか(?)
また、Armbian Linux v6.12の人柱にも挑戦したいところ。